英語応対能力検定について
この記事は、文字実が執筆しました。
英語応対能力検定は、2017年3月からスタートする新しい英語の検定試験で民間資格の1つに位置付けられます。
英語に関する資格や検定試験はたくさんありますが、この英語応対能力検定は接客業やサービス業に従事する人を対象に、接客やサービスに必要な範囲に特化して英語を学ぶことができる検定試験です
リーディングやライティングよりも外国人と会話をすることに必要なリスニングとスピーキングに重点を置いている点に特徴があります。
来日外国人の数は年々増加傾向にあり、政府も観光産業を重要政策の1つとして、2020年に4000万人を目標に掲げています。
にもかかわらず、来日外国人が旅行中に困ったこととしてあげているものの多くが言語に関するものです(参考:観光庁「外国人旅行者に対するアンケート調査結果について」)。
これから日本が本気で観光立国を目指すのであれば、外国語、特に英語で対応できる人材を育成することが不可欠であることは間違いありません。
英語応対能力検定は、5種類の業種別試験と一般試験の6つに分かれています。
5種類の業種別試験は「販売」「宿泊」「飲食」「鉄道」「タクシー」。一般試験は、業種にこだわらず街中で外国人に話しかけられた時のコミュニケーション能力が対象になっています。
本格的に英語を勉強したい人や留学するための英語を勉強するという人には不向きな検定ですが、接客業やサービス業に従事する人が仕事に必要な範囲で効率よく英会話能力を身につけるのには最適な検定試験と言えるでしょう。
試験はコンピュータを使ったiBT方式で実施されており、パソコンやスマホを使って受験することができます。
これは新しい検定ならではの特徴であり、受験者にとって利便性が高いので素晴らしい取り組みだと思います。
まだ歴史と実績がないので検定の価値や将来性は未知数ですが、検定のために勉強することで得られる英会話の知識は必ず役立つものなので、学習の目標やペースメーカーとしておすすめの検定です。
特に、外国人に接客することが多い接客業やサービス業で働いている人におすすめの検定です。
英語応対能力検定の概要
受験資格
受験制限はありません。誰でも受験することができます。
試験内容
iBT方式(Internet Based Testing)で実施されています。
インターネットに接続できるパソコン、スマートフォン、タブレットを使って自宅等で受験することができます。
スピーキング試験では録音していただきますので、静かな環境でお願いします。
試験科目
リスニング、リーディング、スピーキングで実施されています。
合格基準
合否が決められるのではなく、A、B、C、Dの4段階のレベルで評価されます。
各レベルの大まかな基準としては以下の通りです。
- A:訪日外国人への応対が十分にできる。
- B:訪日外国人に対して、概ね的確な応対が多くの場合できる。
- C:訪日外国人に対して、ごく初歩的な応対が場合によってはできる。
- D:訪日外国人への応対がほとんどできない。
申込み期間
第1回は2017年1月16日〜2月22日まで受け付けられていました。
今後の予定は分かり次第掲載させていただきます。
試験日
第1回は2017年3月1日〜31日まで実施されています。
次回以降の予定は分かり次第掲載させていただきます。
試験地
自宅などインターネットが繋がる環境であればどこでも受験できます。
ただし、スピーキング試験は静かな環境で受験する必要があります。
合格発表日
第1回試験の結果発表は4月中旬以降にあります。
次回以降は分かり次第掲載させていただきます。
受験料
6,500円(税別)
問合せ先
株式会社学びUPアップコミュニケーションズ
〒100-0003
東京都千代田区一ツ橋1-1-1 パレスサイドビル
TEL:0570-024011
英語応対能力検定についてのコメント
英語応対能力検定について詳しい人や何か知っている人からのコメント(体験談等)を募集しています。
英語応対能力検定に興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。
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