ネットショップ運営の高度なスキルはこれからさらに重要になる

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ネットショップ検定(ネットショップ実務士)について

著者文字実のプロフィール写真この記事は、文字実が執筆しました。

ネットショップ検定は、ネットショップのプロモーションや運営を行うことができる人材を育成するために、一般財団法人ネットショップ能力認定機構が実施している検定試験です。

ネットショップ検定に合格することで、ネットショップ実務士という民間資格を得ることができます。

今、我が国の経済情勢は依然として厳しく、人口減少などの要因から考えても残念ながらよほどの事がない限り今後も成長を見込む事はできません。

多くの業種で緩やかな市場規模の縮小が続いており、雇用環境も悪化しています。

そんな経済状況の中で、ネットショッピングを中心としたイーコマースと呼ばれる分野は右肩上がりで成長を続けており、この流れは今後も継続していく事が予想されます。

日本だけでなく、世界中の多くの国でも、インターネットのインフラが整備されたことと、急速なIT技術の進歩によって、ネットショッピングの市場は拡大を続けています。

国内取引だけでなく中国のアリババ(タオバオ)やアメリカのアマゾンなどの超巨大ショッピングモールを活用した越境ECも急成長しています。

イーコマース市場が右肩上がりで成長し続ける事は、世界的な大きな潮流でありこの流れは止まらないでしょう。

経済産業省が発表した「電子商取引に関する市場調査」や民間の研究機関の予測を考慮すると、2020年にはネットショッピングの市場は小売市場全体の20%を越えて20兆円を越えると想定されています。

多くの業種が厳しい環境にある中に置いて、イーコマースの分野は非常に未来が明るいと言う事ができます。

この分野に積極的に投資する事で、日本の成長に大きく貢献する事ができます。

その為にはイーコマース分野での人材の育成が不可欠であり、それを実現しようとしているのがネットショップ検定です。

この理念は大変素晴らしく私も賛成です。もっと大胆に斜陽産業で働く人材をイーコマースやIT分野に投資すべきだと思います。

ただ、このネットショップ検定はまだスタートしたばかりの民間資格で将来性は未知数です。

また、企業が就職や転職の際にどれくらい資格保有者を評価するのかもわからないため、現段階では資格の価値を評価する事はできません。

現実的には、すでに社内でネットショップの担当をしている人、自分自身でネットショップを運営している人、これからネットショップで起業しようとしている人が、ネットショップの運営で必要不可欠となる最低限の基本知識を学ぶ事ができる検定試験と言う位置付けになるかと思います。

新卒で就職活動を控えている人、社会人でイーコマース分野に転職を考えている人も基礎的な勉強のために受験すれば役に立つ事でしょう。

それと平行して、自分自身で小さなネットショップをやってみるとか、ヤフオクやメルカリなどでイーコマースを実践して経験値を積む事をすれば相乗効果でより学習効果は高まるでしょう。

なお、ネットショップ検定は職種や6段階のレベルと4つの職種が設定されています。

ネットショップ検定のレベルの図

ネットショップ検定(ネットショップ実務士)の概要

受験資格

各級それぞれ以下のような受験資格があります。

入門レベル(実務士補)
特に制限はありません。誰でも受験する事ができます。
レベル1
特に制限はありません。誰でも受験する事ができます。
レベル2
特に制限はありません。誰でも受験する事ができます。
レベル3
優良ネットショップでの実務経験が必要。(連続3ヶ月間ネットショップの売上が500万円以上、かつ、単月の売上が100万円以上である事。そこで40営業日以上の勤務経験がある事。)
レベル4
未定
レベル5
未定

レベル

ネットショップ検定のレベルと職種は以下のようになっています。(※下の画像はクリックすると拡大した画像が表示されます。)

ネットショップ検定のレベルと職種の図

試験内容

試験内容は各級それぞれ以下のようになっています。

入門レベル(実務士補)
指定のセミナーを受講した後に、マークシート方式と小論文で終了テストが実施されます。制限時間は90分。
レベル1
CBT(コンピュータを使った試験)によるマークシート方式で実施されています。70問出題。100点満点。制限時間80分。
レベル2
CBT(コンピュータを使った試験)によるマークシート方式で実施されています。70問出題。100点満点。制限時間80分。
レベル3
実務経験の実績、論文、レポートなどの書類審査と面接により、認定委員会が総合的に合否判定が行われます。試験は特にありません。
レベル4
未定
レベル5
未定

試験科目

各級それぞれ以下の範囲から出題されます。

入門レベル(実務士補)
ネットショップ業界とは、優良ショップから学ぼう、ネットショップの開店から日常業務の流れ、
レベル1
ネットショップのビジネス環境、小売業の分類と特徴、ネットショップの位置付け、ネットショップの動向、ネットショップの出店形態と特徴、ネットショップ実務の共通知識、ネットショップ事業の準備、ネットショップの制作、ネットショップのプロモーション、ネットショップの運用、社会人としての基礎知識等
レベル2
運営管理、Web制作業務、プロモーション業務等、時事問題等
レベル3
EC事業で利益を上げるためのロジカルシンキング、プロモーションサービスの知識、良いレイアウト、良いエレメンツの評価、適切な運営フローの構築、実施、効率改善(受注処理、発送処理、問い合わせ・クレーム対応、商品管理の、常識、事例、改善アイディア)等
レベル4
企画書策定等(未定)
レベル5
未定

合格基準

合格基準は各レベルそれぞれ以下のようになっています。

入門レベル(実務士補)
一応最後に終了試験はありますが、合格基準は特に定められていません。
レベル1
70%以上の正答率(70問中49問の正解)、かつ、評価カテゴリごとに50%以上の正答率で合格となります。
レベル2
70%以上の正答率(70問中49問の正解)、かつ、評価カテゴリごとに50%以上の正答率で合格となります。
レベル3
試験は無く実務経験の実績、論文、レポートなどの書類審査と面接により、認定委員会が総合的に合否判定が行われます。
レベル4
未定
レベル5
未定

申込み期間

各級ぞれぞれ以下の期間に受け付けられています。

入門レベル(実務士補)
例年11月の初旬まで受け付けられています。
レベル1
CBT(コンピュータを使った試験)で実施されていますので随時受け付けられています。
レベル2
CBT(コンピュータを使った試験)で実施されていますので随時受け付けられています。
レベル3
資格認定の申込は随時受付られています。
レベル4
未定
レベル5
未定

試験日

入門レベル(実務士補)
一般は20,000円。特別会員は10,000円。
レベル1
6,500円(税込)
レベル2
調査中
レベル3
資格取得申請料として7,000円。(レベルの資格保有者)
レベル4
未定
レベル5
未定

試験地

各級それぞれ以下の試験地で実施されています。

入門レベル(実務士補)
東京、大阪
レベル1
調査中
レベル2
調査中
レベル3
資格認定の申込をする形なので試験地はありません。
レベル4
未定
レベル5
未定

免除項目

レベル3はレベル2を合格することにより一部の要件が免除されます。

受験料

入門レベル(実務士補)
一般は20,000円。特別会員は10,000円。
レベル1
6,500円(税込)
レベル2
調査中
レベル3
資格取得申請料として7,000円。(レベルの資格保有者)
レベル4
未定
レベル5
未定

問合せ先

一般財団法人ネットショップ能力認定機構
〒105-0021
東京都港区東新橋2-10-10
東新橋ビル2F
E-mail:info@acir.jp
受付時間:9:00~18:00(土・日・祝日除く)

参照:一般財団法人ネットショップ能力認定機構

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