野球審判員ってどんな仕事?
将来性(1-5点):
平均年収:500万円
プロ野球といえば選手に注目が集まりがちですが、そもそも審判の存在なくして試合は成立しません。
これはスポーツの試合全般にいえる事ですが、審判の指示や判定によって進んでいくものであり、地味ながらとても重要な役割を担います。
光が当たる選手の裏で野球の試合を支える縁の下の力持ちです。
そこで今回は野球審判員の仕事と給料等についてご紹介したいと思います。
まずは野球における審判の役割を簡単に説明します。
投手の投げるボールの判定や本塁でのジャッジメントを行う球審を中心として、それぞれの塁上でのセーフやアウトの判定やさらには打球の有効性を行う1審、2審、3審と役割があり、試合の勝負を決める重要な役割を担う事になります。
さらにはプロ野球においては、誤審判定はもちろん、監督や選手間でのトラブルを解決する力が必要となります。
また、1試合3から4時間はグランドに立ち続ける必要がある為、体力と忍耐力が必要とされる職業になります。
次に野球審判員の収入について説明します。
まず、審判として給料がもらえるのはプロ野球のみです。
日本の野球界において、審判の仕事だけで生活していけるのは、プロ野球の審判のみとなります。
高校野球や少年野球など、日本全国で行われている試合や大会の審判は、多くは無償のボランティアとなります。
中には、大会や試合によっては数千円の手当てや昼食が支給される事がありますが、生活できるだけの収入を稼ぐことは難しいといえます。
この為、副業やアルバイトといった形で報酬の出る大会の審判を行っている方は多いといえます。
気になる報酬額については、プロ野球の審判では、日本プロ野球機構として契約する事が出来れば、最低年棒報酬として1軍審判では750万円、2軍審判では345万円となっています。
これに出場手当として、一軍の公式戦球審で34000円、公式戦塁審で24000円、控えで7000円が、そして二軍審判では一律で2000円出場手当が加算される事で総年収となり、生活できるだけの報酬がもらえるといえます。
特にプロ野球の1軍の審判になると年収が1,000万円を超えることもありますので、かなり高収入の職業の1つですね。
プロ野球の審判は高収入ですし、野球が大好きで体力にも自身がある人に取っては最高の仕事の1つでしょう。
野球審判員はどうすればなれるの?
プロ野球の審判になるには、日本野球機構の開校している「NPBアンパイア・スクール」を受講することが必要です。
この受講カリュキュラムでは、審判を目指す方や興味のある人、スキルを磨きたい人を対象に開講されているものになります。
この受講の中でプロ野球の審判としての資質が優れていると判断されれば、翌春のプロ野球のキャンプに参加する事ができます。
その中で、技術力を評価されてNPB側と、育成審判か研修審判として契約を結ぶことになります。
なおスクールの開校期間は例年12月となっており、応募資格は高校卒業以上となっており、身長や体重、年齢に制限はありません。
また、アンパイア・スクールの定員は、概ね50から60名程度となっていますが、その中でNPBと契約できる人数は3名から4名程度と狭き門となっています。
次に1軍審判までの道のりを説明します。
育成審判として契約出来れば、2軍で審判経験を積む事になります。
尚、1軍に昇格するには約5年はかかるといわれます。
中には優秀と認められれば、1年で1軍に昇格する方もみえます。
一方、研修審判員として契約すれば独立リーグに派遣されてそこで経験を積む事になります。
そしてその活動を評価されて、新たにに育成審判として契約を結ぶ事になります。
野球審判員の仕事に関連する資格と検定
プロ野球審判員になるためには特別な資格などは必要ありませんが、体力や集中力などが要求されますので、日頃からスポーツに取り組んでおくことは大切でしょう。
野球審判員についてのコメント
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