精神対話士は人の話を聞いて心のケアをするプロフェッショナル

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精神対話士(メンタルケアスペシャリスト)について

著者文字実のプロフィール写真この記事は、文字実が執筆しました。

精神対話士は平成5年(1993年)9月に、慶應義塾大学医学部出身の医師たちが中心となって設立した財団法人メンタルケア協会が認証している心理系の民間資格の1つです。

心理系、セラピスト、カウンセラーなどの民間資格はたくさんありますが、この精神対話士が他の資格と異なっているのは、人は誰かに悩みを聞いてもらうことで楽になるという「会話の持つ力」に着目し、「聴くプロ」として人の心を癒すことを目的にしていることです。

精神科医臨床心理士は精神疾患を患っている患者に対して医療行為等を行い治療するのに対して、精神対話士は病気になる前の状態の人に対して医療行為ではなくあくまで心の通い合う暖かい会話を通じて心のケアをします。

また、クライアントの希望する場所に訪問してケアをすることも他の心理系の資格と異なっている点です。

まとめると精神対話士は、何らかの心の悩みを抱えている病気になる前の段階の人に対して、話を聞いて会話をすることによって人生の生きがいを取り戻してもらえるように精神的なサポートをする心の訪問ケアの専門家です。

精神対話士の資格を取得するためには、メンタルケア協会が実施しているメンタルケア・スペシャリスト養成講座を受講し、精神対話士選考試験に合格しなければなりません。

メンタルケアスペシャリスト養成講座を受講するとメンタルスペシャリストの資格を取得することができ、その後に精神対話士選考試験に合格すると精神対話士の資格を取得できます。

【精神対話士とメンタルケア・スペシャリストの資格取得までの流れ】

メンタルケアスペシャリストと精神対話士の資格を取得するまでの流れ

メンタルケアスペシャリストと精神対話士の最大の違いは、仕事をどのような形態で行うかです。

メンタルケアスペシャリストは自分が自営業者のような形態で自由に仕事を行うのに対して、精神対話士はメンタルケア協会と業務委託契約を締結して、クライアントのところに派遣されるという形態になります。

資格を取得した後の大きな問題の1つが資格を活かせないということです。もっと平たく言えば資格を取っても仕事が無いということです。

精神対話士の資格を取得すればメンタルケア協会から仕事がもらえる可能性があるので、その点については非常に大きなメリットのある資格です。

精神対話士の活躍の場は非常に幅広く、教育現場、介護施設、病院、一般企業、震災時のボランティア、児童・幼児教育施設、ハローワークなど、様々な場で活躍して実績を認められているようです。

特に2011年の東日本大震災の時に被災者の人たちの心のケアを行ったことがマスコミにも取り上げられたことで知名度・価値が向上しました。

心理・カウンセラー系の資格に興味がある人、とにかく人の役に立ち立ちたいという気持ちを持っている人、退職後に何か勉強したい人、身近に心の悩みを持っている人がいる人、医療・介護・福祉などの仕事に従事している人で人の話を聞き相手の気持ちをより理解できるようになりたい人などにオススメです。

学歴などに関係なく誰でも初心者からでも挑戦することができます。

精神対話士(メンタルケアスペシャリスト)の概要

受験資格

精神対話士選考試験はメンタルケアスペシャリスト養成講座を受講する必要がありますが、メンタルケアスペシャリスト養成講座は誰でも受講することができますので、実質的には受験資格はありません。

試験内容

メンタルケアスペシャリスト
養成講座の修了はレポートの提出によって行われます。
精神対話士
10名前後の集団面接と個人面接によって実施されます。

試験科目

以下のようなテーマが扱われています。

  • 医の心
  • 老年学
  • 法と生命倫理
  • 青少年の心理
  • 看護と介護
  • メンタルケア論
  • 脳と心
  • ターミナルケア
  • メンタルケア論
  • がん患者との対話
  • 精神保健
  • 終末医療とリビング・ウィル
  • 人間論
  • 看護と介護
  • がんと人間と社会
  • 死生論
  • 心の健康(PTSDを防ぐ)
  • 法と生命倫理
  • メンタルケアの手法論
  • 看護と介護
  • ホスピスケア
  • 格差社会・文化・心
  • 子どもの心理・学校の倫理
  • 比較教育論
  • 脳と心

合格基準

合格基準は明らかではありませんが、2回にわたる面接試験と基礎課程と実践課程の受講の際に提出するレポートが複数の試験委員によって審査されます。

申込み期間

札幌、仙台、東京、名古屋、福井、大阪、広島、福岡で実施されており、随時受付されています。

試験日

以下のスケジュールで実施されています。

基礎課程
4月と10月(場所によって異なります。)
実践課程
7月と1月(場所によって異なります。)

試験地

札幌、仙台、東京、名古屋、福井、大阪、広島、福岡で実施されています。

受験料

基礎課程
133,700円(シラバス・テキスト代含む・税込)
実践課程
61,700円(シラバス・テキスト代含む・税込)

問合せ先

一般財団法人 メンタルケア協会
Mental Care Association (MCA Japan)
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前2-5-8 カ-デ青山201
TEL:03-3405-7270
FAX:03-3405-8580
E-mail:mca@mental-care.jp

参照:一般財団法人 メンタルケア協会

精神対話士(メンタルケアスペシャリスト)についてのコメント

精神対話士(メンタルケアスペシャリスト)について詳しい人や何か知っている人からのコメント(体験談等)を募集しています。

精神対話士(メンタルケアスペシャリスト)に興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。

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