美容師の仕事をするためには国家資格が必要です。

美容師について

著者文字実のプロフィール写真この記事は、文字実が執筆しました。

美容師試験は、美容師としての仕事をするためには必ず受験しなければならない美容師法によって定められている国家試験です。

美容師試験は、2000年度から全国統一の新試験での実施が始まり国家資格としての価値が高まってきています。

美容師の免許を取得すると、美とヘアスタイルの専門家になることができます。

仕事の内容は主に美容室で髪のカット、カラー、セット、シャンプー、ブロー、パーマなどでヘアスタイルを創り上げることです。

美容師はヘアスタイルを創り上げるだけではなく、マツエクの施術もする事ができます。

理容師と異なり、顔そりはする事ができません。

人の美しくなりたい、かっこよくなりたいという願望をかなえるための仕事で、日々の努力によって技術を向上させて、また、センスの向上にも心がけなければなりません。

ハイレベルな技術とセンスが要求される仕事ですが、お客様の要望どおりのヘアスタイルを創り上げて、喜んでもらえた時のやりがいと喜びは何ものにも変えられないものとなるでしょう。

美、ファッション、ヘアスタイルなどが好きな人にとっては、とてもやりがいのあるサービス業です。

技術・センスに自信のある人は美容師の仕事はお勧めです。

美容師は働き始めの駆け出しのアシスタントの時代は、長時間労働・低賃金と厳しいものですが、お客様に認められて人気のある美容師になる事ができれば、高収入を得ることが可能です。

全国にチェーン店を出店しているような、大きなお店の経営者ともなれば年収は数億円にもなる場合があります。

美容師の概要

受験資格

以下の条件を充している人が受験できます。

理容師・美容師養成施設で、次の課程を修了した人

【平成10年4月1日以降に入学した人】

昼間課程:2年以上

夜間課程:2年以上

通信課程:3年以上

理容師・美容師養成施設で、次の課程を修了した後、1年以上の実地習練を経た人

【平成10年3月31日以前に入学した人】

昼間課程:1年以上

夜間課程:1年4ヵ月以上

通信課程:2年以上

試験内容

筆記試験と実技試験によって実施されます。

試験科目

【筆記試験】

以下の8つのテーマから出題されます。(100分)

  • 関係法令・制度
  • 公衆衛生・環境衛生
  • 感染症
  • 衛生管理技術
  • 人体の構造及び機能
  • 皮膚科学
  • 美容の物理・化学
  • 美容理論

【実技試験】

第1課題(20分):カッティング

第2課題(25分):ワインディング・オールウェーブセッティング(年によって課題が変わります。)

合格基準

【筆記試験の合格基準】

次の(1)及び(2)の両方の条件を満たしている場合を合格とする。

(1)

1.新試験:55問中60%以上の正答率であること

2.旧試験:50問中60%以上の正答率であること

(2)

1.新試験

 関係法規・制度及び運営管理、公衆衛生・環境衛生、感染症、衛生管理技術、人体の構造及び機能、皮膚科学、香粧品化学、文化論及び美容技術理論のいずれの課目においても無得点がないこと

(「関係法規・制度及び運営管理」で1課目、「文化論及び美容技術理論」で1課目とする)

2.旧試験

 関係法規・制度、公衆衛生・環境衛生、感染症、衛生管理技術、人体の構造及び機能、皮膚科学、美容の物理・化学、美容技術理論のいずれの課目においても無得点がないこと

なお、理容師免許所持により美容技術理論のみの受験を申し出た者については、美容技術理論12問中7問以上の正答数である場合を合格とする。

【実技試験の合格基準】

次の(1)及び(2)の両方の条件を満たしている場合を合格とする。

(1) 衛生上の取扱試験

減点が20点以下であること

(2) 基礎的技術試験(①及び②の両方の条件を満たしていること)

① 第1課題 カッティングの減点が30点以下であること

② 第2課題 オールウェーブセッティングの減点が30点以下であること

申込み期間

2月試験:12月上旬〜下旬くらい

8月試験:5月上旬〜下旬くらい

試験日

年に2回、2月と8月に実施されています。

試験地

以下の14の都道府県で実施されます。

北海道、岩手県、宮城県、埼玉県、東京都、石川県、愛知県、大阪府、岡山県、広島県、愛媛県、福岡県、鹿児島県、沖縄県

合格発表日

2月試験:3月に合格発表

8月試験:9月に合格発表

免除項目

「実技試験及び筆記試験」の両方を受験した人のうち、筆記試験のみに合格した人は、その申請により、次回の試験に限り、筆記試験の受験が免除されます。

「実技試験及び筆記試験」の両方を受験した人のうち、実技試験のみに合格した人は、その申請により、次回の試験に限り、実技試験の受験が免除されます。

理容師または美容師の免許を受けた人は、申請により、理容技術理論または美容技術理論を除く筆記試験が免除されます。

受験料

実技+筆記:25,000円

実技のみ:12,500円

筆記のみ:12,500円

問合せ先

公益財団法人理容師美容師試験研修センター
〒135-8507
東京都江東区有明3-7-26 有明フロンティアビルB棟9F
TEL:03-5579-0911

参照:公益財団法人理容師美容師試験研修センター

美容師についてのコメント

美容師について詳しい人や何か知っている人からのコメント(体験談等)を募集しています。

美容師に興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。

2件

HN(ハンドルネーム):ほにょ | 2023-05-08 13:22:37

ふつーにやってれば受からない訳がない試験です。
大きなミスさえしなければ受かります。

HN(ハンドルネーム):かなえ | 2023-05-08 13:22:54

高校卒業後に昼間の2年生の美容学校に入学し、2年生の終わりに美容師国家資格を取得しました。
代々地元の駅前で自営業をしている家の一人娘な為、結婚しても仕事はその地でやっていくつもりでいました。
高校3年生の時に進路を父に相談したところ、大学に行くつもりがないのなら手に職をつけなさい、という条件だった為副食専門学校と悩みましたが美容師を目指すことにし、美容学校へと入学しました。
それから10年以上経過した今、結婚や出産などもあり現在は同じ美容業界にはいながら美容師にはなっていません。
しかしながら在学中に美容国家試験に必要なカットやロット巻き以外のネイルやエステなどの授業を通し、自分にはそちらの方が合っているのかもしれないという思いから少々路線を変更し、現在の化粧品やエステ関係の仕事に至ります。
基本的な肌の知識や人に触れるといった事は在学中に慣れていたこともあり、現在の職業についてからもかなり有利だったように思います。
学費の詳細は不明なのですが、専門学校に2年間通わせてもらったので、100万以上はかるくかかっていると思います。
在学中にはカラーコディネイト試験やネイル検定なども取得しました。
いずれも現在の仕事に大いに役立っています。
在学中、国家試験に備えて毎日ひたすらロット巻きやカット練習をしていた時は、若い自分にとってはある意味耐え難い苦痛でした。
それもこれもあまり得意ではなかった為かもしれません。
ですが、その忍耐修行のような時期があったからこそ、現在の仕事での事にはいずれも苦痛を感じません。
毎日毎日決まった施術をする日々もありますが、一人一人違ったお客様に対する施術はウィッグ相手の訓練とはまるで違ってとてもやりがいがあります。
国家試験の時期には自分は美容師として就職はしないと決めていたのですが、2年間しっかり通いきり、国家資格もきっちり取得することが通わせてくれた親へのせめてもの思いでもありました。
今でも美容国家資格の賞状は大切に持っています。
国家資格であるということで、まず今のところはあり得ませんが現在の仕事に見切りをつける事があったとして、職探し・・・となった際の強い味方でもあるように思っています。

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