放射線取扱主任者の解説。合格者数の推移など過去の試験データ

放射線取扱主任者について

著者文字実のプロフィール写真この記事は、文字実が執筆しました。

放射線取扱主任者とは、放射線の取り扱いなどに関する知識などを有するかどうかを試すための資格試験で、国家資格とされています。

理学・農薬・工業や医療の分野で利用が拡大している放射性同位元素や放射線発生装置だが、取扱いは慎重を要する。

放射線取扱主任者は、放射線障害の防止を管理・監督するのが職務で、放射線同位元素や発生装置を利用する事業所では最低でも１人の選任が義務づけられている。

法律上守られている国家資格ですので、需要が大きく資格としての価値は高いということができるので、ぜひ取得しておきたい資格です。

放射線取扱主任者の概要

受験資格

受験制限は特にありません。誰でも受験することができます。

※試験に合格後、文部科学大臣名の合格証が交付される。免状の取得には、試験に合格後、それぞれ第２種（一般）は３日間、第１種は５日間の指定講習を受けなければならない。

講習の第２種（一般）は、原子力安全技術センター、第１種は、日本原子力研究所、日アイソトープ協会で実施されているが、受講期限はない。

試験内容

第２種（一般）、第１種ともに、全科目択一式問題・マークシート方式で実施されています。

試験科目

〜第２種（一般）〜

１、放射線同位元素による放射線障害の防止に関する管理技術（放射線の測定に関する技術ならびに物理学、化学および生物学のうち放射線に関するものを含む）
２、放射性同位元素による放射線障害の防止に関する法令

〜第１種〜
１、放射性同位元素および放射線発生装置による放射線障害の防止に関する管理技術
２、放射線の測定に関する技術
３、物理学のうち放射線に関するもの
４、化学のうち放射線に関するもの
５、生物学のうち放射線に関するもの
６、放射性同位元素および放射線発生装置による放射線障害の防止に関する法令

申込み期間

例年、以下の期間に受付されています。

５月上旬〜６月下旬（４月中旬頃官報で告示）。

試験日

例年、以下の期日に実施されています。

第２種（一般）：８月下旬の１日間

第１種：８月下旬の２日間

受験料

第２種（一般）：９，９００円

第１種：１４，８００円

参照：（財）原子力安全技術センター

放射線取扱主任者についてのコメント

放射線取扱主任者について詳しい人や何か知っている人からのコメント（体験談等）を募集しています。

放射線取扱主任者に興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。

1件

HN（ハンドルネーム）：ヤーン袋 | 2023-05-08 23:38:24

２種を取得しました。市販のテキストを使用し６月から８月の試験日まで２か月ほど取り組みました。
遡る５月に、会社の費用負担で（高額な）受験準備講習会に参加させてもらったのですが、あまりに未知の分野であった為ほとんど理解できず無駄にしてしまったかな？という焦りがあったので、その分を取り返す為にも必死に学習しました。
本番では範囲の傾向が大きく変わった科目があり驚きましたが、ボーダーラインは超えられた様で何とか一発合格できました。
後で気づいたのですが、私のように専門分野と大きく異なる場合はテキストより過去問のみを徹底的に刷り込んだ方が合格し易いのかもしれません。