コンピュータに関する基礎的な知識は全ての人に必要とされる時代

パソコン整備士について

著者文字実のプロフィール写真この記事は、文字実が執筆しました。

パソコン整備士は、パソコンのハードウェアとソフトウェア、また個人情報の保護などの知識を認定する民間資格です。

国家資格の情報処理技術者試験とは異なりますが、パソコンのメンテナンスなどを行う技術者、パソコンメーカー、インストラクターとして働く場合に有効な資格と言えます。

特定のメーカーやベンダーにとらわれることなく、コンピュータの基礎知識について学ぶことができるので、汎用性の高い役立つ知識を学ぶことができます。

特に1級は、電子データの取り扱いについて、情報倫理規定をよく理解し、情報セキュリティ技術を修得した者に与えられます。

現代の高度情報社会では、企業や学校・病院など、至る所で普及しているパソコンですから、トラブルが起こることも少なくありません。

そんな中で、様々なトラブルに対応できる、より深い知識を持つメンテナンス要員は必要とされています。

1級合格者の中には、独立したパソコンショップを経営している方や、パソコンを教えなくてはならない学校の教員へのインストラクターを務めている方もいらっしゃいます。

このように就職や転職のキャリアアップや自分のスキルに自信を持ちたい方にオススメです。

試験はそれぞれにスキルの範囲が異なることから、3級から順番に受けることとなっており、飛び級受験も認められておりません。

いっぺんに1級を目指すのは難しい事ですが、一つずつ習得していくことによって、合格やエキスパートとしての活躍が期待できます。

受験の後で構いませんが「整備士協会」に入会しないと合格の資格認定を受けることができません

また合格資格認定は年会費を払い続けない場合、喪失してしまうので注意が必要です。(2年間、支払いがなかった場合、資格が喪失してしまいます。)

会員の特典は、月1回のフォローアッププログラムの実施(既存級の知識確認・上位級へのチャレンジ問題・技術動向コラム)、IT関連職種の求人情報の発信、協賛企業のサービスを会員価格で利用可能があります。

認定試験はパソコンスクールや公民館などが会場となっています。

公式サイトからのみ購入できる各級ごとの公式テキストと問題集が販売されています。

テキストの他からも出題されることがあるので、過去問を参考に知識を深めておく必要があります。

合格すると認定証とIDカードが発行されます。

2級・3級は独学でも十分合格できる簡単な内容となっています。

パソコンは普及していますが、スキルは個人差が大きいです。

ネットワークに関係することやパソコンの組み立ては、仕事だけでなくプライベートでも使える知識です。

ぜひ1級合格を目指して、取り組みたいですね。

自信がある方は国家資格の情報処理技術者試験(ITパスポート基本情報技術者など)もお勧めです。

パソコン整備士の概要

受験資格

上位級の受験には、以下の条件を満たしていなければなりません。

  • 下位級に合格していること(例:1級受験には2級合格が必要)。
  • パソコン整備士協会活動会員であること(3級合格後入会手続きをし、かつ過去に年会費の未納期間がないこと)。

※2級は3級合格と同月の受験であれば、入会手続きをすることなく受験可能です。

ただし、2級の合格認定は3級に合格していることが前提となります。

パソコン整備士の資格認定には、活動会員としてのご入会が必要となります。

レベル

受験対象者として、以下のレベルが設定されています。

  • 1級はIT基盤エンジニアを目指している、会社でIT化を任されている社員が対象。
  • 2級はパソコン修理・サポートに関わる方、情報システム部門に配属された新人社員、ネットワークを習得したい一般の方が対象。
  • 3級はパソコンを自由に操作したい方、非IT系の学生・職種、シニア世代でITの基礎を学びたい方が対象。

試験内容

多肢選択式80問、試験時間は1時間30分。

試験科目

各級それぞれ以下の範囲から出題されます。

【1級】

  • サーバー構成
  • サーバー運用と保守
  • ネットワーク
  • 情報管理
  • トラブルシューティング

【2級】

  • パソコンの構成要素
  • ネットワーク構築
  • インターネットセキュリティ
  • トラブルシューティング
  • 法令の遵守

【3級】

  • パソコンのハードウェア
  • パソコンのソフトウェア
  • インターネットへの接続
  • インターネットセキュリティ
  • トラブル対応
  • 情報倫理

合格基準

合格基準は各級それぞれ以下のようになっています。

  • 1級:80問中64問以上の正解
  • 2級:80問中56問以上の正解
  • 3級:80問中56問以上の正解

申込み期間

1年中、都合の良い受験会場と日時を選んで受験することができます。

受験者はCBTソリューションズにて新規登録し、自ら受験日時、会場、支払い方法を選択します。

試験日

コンピュータによる試験で、全国に設置された会場で1年中、都合の良い受験会場と日時を選んで受験できます。

試験地

全国の47都道府県で受験が可能です。

合格発表日

試験終了後、受験会場にてすぐに合否結果が分かります。

受験料

各級ともに6,600円(税込)です。

合格認定を行うためには活動会員の登録が必要です。

IDカード・認定証発行料および活動会員登録料:3,000円

入会金:2,000円

年会費:5,000円

※学生の方は年会費が免除になります。

問合せ先

特定非営利活動法人 IT整備士協会

〒160-0004 東京都新宿区四谷4丁目25番5号 KDビル2階
Mail:npopc@it-seibishi.or.jp

参照:特定非営利活動法人 IT整備士協会

パソコン整備士についてのコメント

パソコン整備士について詳しい人や何か知っている人からのコメント(体験談等)を募集しています。

パソコン整備士に興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。

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