弁護士は司法書士や税理士等の仕事もできるオールマイティーな資格

司法試験について

著者文字実のプロフィール写真この記事は、文字実が執筆しました。

次回の試験日は《2024年7月10日》です。残り81日です。

司法試験は、裁判官・弁護士・検察官という法曹三者になるための試験で、日本で最難関の国家試験とされています。

現在、実施されている司法試験は2006年度からスタートしたもので、その頃から合格者数が増加しており、以前に実施されていた旧司法試験の時代から比べると難易度は少し下がったと言えます。

受検者数もこの数年で激減しており、以前は合格率が1%〜3%くらいだったのが現在では25%を超えており、受験するのであれば今が絶好のチャンスとなっています。

受検者数が減少し、試験の難易度が低下した背景には弁護士市場の競争の激化によって弁護士の社会的地位の低下、収入の低下が1つの要因になっています。

試験の難易度が下がったとはいえ、合格後の修習期間も含めると勉強開始から実際に職に就くまでには最低でも3年以上は必要であり、学習費用も数百万円くらい必要になる事が多いです。

試験合格に必要なコストと合格後のリターンの費用対効果が高くないと考える人が増えているのが現実です。

しかし、裁判官や検察官になるためには司法試験に合格する必要がありますし、法務官僚を目指す人も司法試験に合格しておく必要があります。

財務省などの法務省以外の国家公務員総合職(キャリア)を受験する人も法律のことを理解していることをアピールしたり、ハク付けのために司法試験に合格しておくことがあります。

また、弁護士も市場の競争が激化しているとは言え、ITビジネス、中国市場など新しい市場も広がっており、そこを切り拓いて行く事ができれば必ずしも収入が見込めないということは無く大きなチャンスを掴む事ができるでしょう。

司法試験は、以前のように合格すれば安泰という試験では無くなったのは現実ですが、まだまだ合格することで可能性が無限に広がっている資格試験だと思います。

司法試験の概要

受験資格

司法試験を受験するためには以下のいずれかの要件を満たしている必要があります。

  • 法科大学院を卒業している者
  • 司法試験予備試験に合格した者

※以前は司法試験の受験資格を得た後、5年以内に3回しか受験できないという制限がありましたが、平成26年に司法試験法の一部を改正する法律が成立したことにより、受験回数制限が撤廃され、5年以内であれば何度でも受験する事が可能になりました。

試験内容

マークシート方式の短答式試験と論文式試験で実施されています。

試験科目

短答式試験

憲法、民法、刑法の3科目

論文式試験

公法系科目
憲法、行政法
民事系科目
民法、商法、民事訴訟法
刑事系科目
刑法、刑事訴訟法
選択科目(以下から1科目選択)
倒産法、租税法、経済法、知的財産法、労働法、環境法、国際間刑法(公法系)、国際間刑法(司法系)

合格基準

上位から一定の人数が合格となるため、毎年合格基準点は変動します。

そういう意味で司法試験は、一定の基準を満たせば合格できる資格試験と言うよりは、上位から一定の人数が合格できる競争試験と言う事ができます。

申込み期間

例年3月下旬から4月上旬くらいに受付されています。

試験日

例年7月中旬くらいの4日間で実施されています。

試験地

例年、札幌市,仙台市,東京都,名古屋市,大阪市,広島市、福岡市の7カ所で実施されています。

合格発表日

例年8月上旬くらいに発表されています。

受験料

28,000円

問合せ先

法務省
〒100-8977
東京都千代田区霞が関1-1-1
電話:03-3580-4111(代表)

参照:法務省

司法試験おすすめのスクール

司法試験に合格するためのおすすめの資格スクールを紹介しています。

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司法試験についてのコメント

司法試験について詳しい人や何か知っている人からのコメント(体験談等)を募集しています。

司法試験に興味がある人に役立ちますので、知っていることがあれば何でも大丈夫ですので、ぜひコメントをお願い致します。

2件

HN(ハンドルネーム):翔 | 2023-05-09 03:49:12

やはり難関の試験を突破して専門家として活躍したいと思い司法試験を受験しました。親戚で弁護士として活躍している人がおり仕事のお話を聞いているととても興味深かったので目指しました。
合格するまでに、大学卒業後2年、180万円くらいかかりました。やはり司法試験は昔から難関だったので予備校が充実していました。なので予備校を活用しました。TACというところです。そこの答案添削のコースをお願いしました。
その他参考書として短答式試験の過去問+解説をまとめたものを書店で購入して利用しました。
勉強方法としては、いくら知識があっても論文式試験は論文を書けないと受かりません。だから演習問題を数多くこなし論文を書く機会を多くとりました。またこれまでの問題を分析し、出題者が何を要求しているかくみ取るようにしました。なんとか合格できまして弁護士になることができました。あまり知られていませんが司法試験に合格してからさらにもう一度試験があるので辛かったです。しかしそちらは司法試験と違って合格率も高いのでそこまで心配はしていませんでした。弁護士の仕事は依頼人のベストな利益のために行動し、法にのっとり行動するもので、非常にやりがいもありますしおもしろいです。

HN(ハンドルネーム):佐和子 | 2023-05-09 03:49:23

大学に入ったものの、これといってスキルを身につけていないことに気がついたため、手に職をつけようと思い、司法の道へ進むことにしました。
基本的には、司法試験の受験資格を得るためには法科大学院を卒業する必要があるため、まずは大学院へ入学。未修コースだったため、3年かけて無事卒業しました。
しかし、懸命に勉強して臨んだ1回目の司法試験はで撃沈。敗因は明らかでした。大学院の講義に頼ってしまったことと、過去問の研究不足です。そこで、不合格がわかってからはすぐに伊藤塾の答案練習講座に通い始めました。やはり予備校は、目的が試験合格に合格させることだけであるため、重要ポイントやそうでないところをハッキリ教えてくれます。予備校に通って初めて、正しい勉強計画の立て方もわかってきました。
また、反省を踏まえて過去問の分析も始めました。そのためにはまず、本番と同じ時間制限の中で自分の答案を書いてみる必要があります。その後、問題制作者が公表している解説を読むと、出題内容のに対する理解度がぐんと上がりました。この作業は自分の無理解を突きつけられるようでとても苦痛でしたが、一番役に立ったと思います。
そして、2回目の受験では無事合格することができました。これから受験する皆様には、何かしらの予備校の利用と過去問の分析、これだけはぜひやっておいてほしいと思います。

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